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第5回「スポーツ国際開発」国際シンポジウムを開催
スポーツ国際開発学共同専攻は12月16日,365体育投注文京キャンパスにおいて,第5回「スポーツ国際開発」国際シンポジウムを開催しました。スポーツ国際開発分野の学術的な議論や現状を踏まえて設定された「実践から研究への応用」というテーマに基づいて,参加した約100人が講演やワークショップを通じて同分野の知識を共有,深める機会になりました。 シンポジウムは本学のBENTON Caroline F.副学長(国際担当)による開会挨拶に始まり,スポーツ庁国際課長の今泉柔剛氏に基調講演をしていただきました。特別講演では,国内外から招いた3人の講師(シドニー工科大学のニコ?シュレンコフ氏,The Sashakt Foundationのプラティック?クマー氏,株式会社ソニーの吉村 司氏)に,スポーツの国際開発分野における最新の研究や実践について講演していただきました。 シンポジウム後半では講演者と聴講者が3つのグループ(教員とエンパワーメント,スポーツと平和構築,メガスポーツイベントとマネジメント)に分かれ,ワークショップを行いました。ワークショップでは大学院生が中心になり,各々がスポーツ国際開発分野に関わる中で気づいた課題などを出し合って解決策を討論しました。その後,各グループのリーダーが登壇し,討論の結果を発表しました。ワークショップ後には来賓講演者が登壇してワークショップで出された内容を元にパネルディスカッションを行いました。過去4回のシンポジウムでは行わなかった初の試みでしたが,スポーツの国際開発分野の実践における課題への解決策や,今後必要とされる研究などについて理解が深められました。 シンポジウムの最後には,本学の本田靖スポーツ国際開発学共同専攻長が登壇し,「スポーツの国際開発で最も大事なのは実践です。しかし,失敗を繰り返さない,より効果的な実践を行うには,研究が欠かせません。実践での努力を最大限に活かせる研究が必要です」と総括しました。 今回のシンポジウムの運営には本学と鹿屋体育大学の学生が主体的に携わり,司会を担当したり,ワークショップで通訳を行うなどしました。学生にとってイベント運営を学ぶ貴重な学習機会になりました。シンポジウム参加者によるアンケートでは,講演やワークショップへの高評価が得られただけでなく,この点を評価する声がありました。 (BENTON副学長による開会挨拶) (パネルディスカッション) (集合写真)[/caption]