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2つの国際ジョイントディグリープログラムを開設(平成29年9月)

365体育投注大学院では,平成29年9月に次の2つの国際ジョイントディグリープログラム(JDP:国際連携専攻)を開設します。
JDPとは複数の大学が共同で単一の学位を授与するプログラムであり,我が国では外国の大学とのJDPは平成26年11月に制度化されました。海外トップクラスの大学と連携し,それぞれの強み?特色を活かして一つの教育課程を編成することにより,単独の大学では実現困難な高度かつ国際的な教育内容?教育環境を提供し,世界で活躍できるグローバル人材を育成します。
JDPを修了した学生には,本学と連携大学の連名による学位が授与されます。

国際連携食料健康科学専攻(修士課程/人間総合科学研究科に設置)

本学とボルドー大学(フランス)及び国立台湾大学(台湾)による,我が国初めての3大学JDPです。本専攻は「食と健康」をテーマとし,人類が地球規模で直面する健康の維持?増進や食料の安全供給等の課題に対して,「医食同源」の理念に基づき,食料が健康に及ぼす影響を科学的に理解し,グローバル社会のニーズと研究開発を橋渡しすることのできる専門力と実践力を備えた高度専門職業人を養成することを目的としています。このため,3大学の医学系?農学系の分野が共同して国際医農連携を構築し,日本?アジア?ヨーロッパにわたる実践的学修を行います。
本専攻の特徴の一つは,セメスター(学期)毎に学生が365体育投注,国立台湾大学,ボルドー大学の順に移動して各大学の強みを活かした授業及び研究指導を受けることです。所定の単位修得に加えて,独自の到達度評価システムを設け,3大学の指導教員が学生の到達度を確認しながら学修を支援します。第4セメスターにおいて,学生は特定課題研究を完成させ,3大学合同による最終審査を受けます。本専攻を修了すると,本学,ボルドー大学,国立台湾大学の3大学の連名により「修士(食料健康科学)」の学位が授与されます。
本専攻の修了生は,独自の教育課程?教育体制を通じて養われた「食と健康」の知識,実践力,交渉力,実践英語力を武器に,国内外の製薬及び食品企業をはじめ,幅広い職種での活躍が期待されます。

関連リンク


?国際連携食料健康科学専攻ウェブサイト
?ボルドー大学ウェブサイト
?国立台湾大学ウェブサイト

国際連携持続環境科学専攻(博士前期課程/生命環境科学研究科に設置)

本学とマレーシア工科大学マレーシア日本国際工科院(MJIIT)とのJDPです。MJIITは,マレーシアにおいて工学系人材を多く輩出している研究重点大学の一つであり,工学系の環境分野の教育研究に強みを持っています。
本学は1977年に日本最初の環境系の大学院を設置し,理系?文系の枠を超え,環境に関する自然?人文?社会科学的思考力と解決能力を備えた人材を育成してきました。今般,MJIITと連携して環境科学基礎,環境技術,社会実装の3つを柱としたJDPを構築することで,水資源?水環境,水災害,生態系等に関する課題に対応した教育研究が充実?強化され,持続可能な社会の構築に向けた一層の貢献が可能になります。 本専攻では,自大学で1学期間コースワーク等を履修した後,相手大学において2学期間,専門科目の履修や修士論文研究遂行のためのフィールド調査等を行います。最後の1学期間は,自大学において修士論文を執筆し,2大学合同による最終審査を受けます。本専攻を修了すると,本学とマレーシア工科大学の連名により「修士(持続環境科学)」の学位が授与されます。
本専攻の修了生は,地球規模の環境問題に対し,理学,農学,工学,社会科学等の専門的かつ俯瞰的な洞察力を持って持続可能な社会の実現に寄与することのできる人材として活躍が期待されます。

関連リンク

?マレーシア工科大学ウェブサイト
?マレーシア日本国際工科院ウェブサイト