生物?環境
根粒菌との共生にかけるマメ科植物のエネルギー節約術 ~窒素栄養に応じて根粒共生を制御する仕組みの発見~
365体育投注 生命環境系 寿崎拓哉准教授らの研究グループは、基礎生物学研究所、東京理科大学との共同研究により、NITRATE UNRESPONSIVE SYMBIOSIS 1(NRSYM1)と名付けた転写因子が土壌中の窒素栄養に応答して根粒共生を抑制することを発見しました。
硝酸による根粒共生の抑制において中心的な役割を果たすと考えられるNRSYM1転写因子の発見は、植物がどのように土壌中の窒素栄養環境に応答して根粒共生を適切に制御しているかという長年解明できなかった問題の理解に向けた重要な基礎的知見を提供するものです。また、NRSYM1の解析から得られた知見は、大豆栽培における肥料管理など、根粒共生を利用した持続可能な農業の実現のためにも役立つことが期待されます。
図 野生型植物と、窒素栄養が豊富な状況でも根粒を形成するnrsym1変異体の根粒共生。矢じりは未熟な根粒を示す。スケールバー:2 mm
硝酸による根粒共生の抑制において中心的な役割を果たすと考えられるNRSYM1転写因子の発見は、植物がどのように土壌中の窒素栄養環境に応答して根粒共生を適切に制御しているかという長年解明できなかった問題の理解に向けた重要な基礎的知見を提供するものです。また、NRSYM1の解析から得られた知見は、大豆栽培における肥料管理など、根粒共生を利用した持続可能な農業の実現のためにも役立つことが期待されます。
図 野生型植物と、窒素栄養が豊富な状況でも根粒を形成するnrsym1変異体の根粒共生。矢じりは未熟な根粒を示す。スケールバー:2 mm
PDF資料
プレスリリースPREVIOUS
生物?環境
カビが伸びて成長する仕組みを超解像顕微鏡で解明