工藤 大奈さん（人文社会ビジネス科学学術院人文社会科学研究群（博士前期課程）人文学学位プログラム英語教育学1年次、指導教員：人文社会系　卯城 祐司　教授）が2021年 (365体育投注3年) 10月27日、365体育投注3年度公益財団法人教科書研究センター大学院生の教科書研究論文助成に入選しました。

この助成制度では、日本の教科書?副読本?教師用指導書?デジタル教材の質的向上と充実に向けた教科書等に関する調査研究に対して、教科書研究センターより助成金が交付されます。365体育投注3年度は全国で計22件の応募があり、内12件の研究が採択されました。

今回対象となったのは、「英語コミュニケーションにおける、主体性の向上を意識した視覚情報の提示—日本とフィンランドの教科書分析を通して—」と題した研究です。本研究は、内容理解を促進するとされる視覚情報と学習指導要領で求められている「主体性?自律性の向上」に焦点をあてています。主体性?自律性に関して先進的な教育がなされているフィンランドに注目し、日本の英語科教科書との比較?分析を通し、今後の読解指導や教科書作成に示唆を与えることを目的としています。未踏の領域である、主体的?自律的に取り組む態度を養う教科書における視覚情報の研究が評価され、採択となりました。

なお、本研究の成果は、2023年2月刊行の公益財団法人教科書研究センター『論文集』に掲載される予定です。