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日本農芸化学会関東支部2019年度支部大会優秀発表賞(若手ポスター発表部門)
生命環境科学研究科 野本 悌吾
学生?大学院生
野本悌吾さん(生命環境科学研究科生物資源科学専攻 博士前期課程1年次、教授指導:生命環境系 繁森英幸教授)が、365体育投注元年9月7日に開催された「日本農芸化学会関東支部2019年度支部大会」にて、「Clovamide関連化合物のアミロイドポリペプチド凝集阻害活性および神経細胞保護効果」と題するポスター発表を行い、優秀賞を受賞しました。
この賞は、研究成果発表48件の中から、研究内容、プレゼンテーション、質疑応答などが特に優秀であるとして評価され、優秀賞として3名に授与されたものです。
本研究では、カカオ由来ポリフェノールのClovamideならびにその関連化合物を用いてアミロイドポリペプチド(アミロイドβおよびヒト膵島アミロイドポリペプチド)凝集阻害活性ならびに神経細胞保護活性試験を行い、構造活性相関を明らかにしたという報告です。アミロイドβ凝集はアルツハイマー型認知症、一方でヒト膵島アミロイドポリペプチド凝集は糖尿病の原因ともなっており、両者の凝集には連関があることが指摘されています。したがって、これらの凝集を阻害する作用を有するClovamide類は、アルツハイマー型認知症や糖尿病の予防における基礎研究に寄与するのではないかと期待されます。