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2019年物理学会若手奨励賞および第20 回(2018 年度)高エネルギー物理学奨励賞
数理物質科学研究科 本多 俊介
学生?大学院生
本多俊介さん(2018年3月数理物質科学研究科卒業、指導教員:数理物質系 原和彦准教授)の博士論文“Search for the Higgs Boson Produced in Association with Top Quarks and Decaying into Bottom Quarks with the ATLAS Detector”が2019 年日本物理学会若手奨励賞および第20 回(2018 年度)高エネルギー物理学奨励賞を受賞しました。
本多俊介さん(現、京都大学博士研究員)の博士論文は、ヨーロッパのセルン研究所で行っているアトラス実験において発見されたヒッグス粒子が、トップクォークにも質量を与えていることを実験的に初めて検証したものです。この研究は、ヒッグス粒子は力を伝えるボーズ粒子のみならずクォークなど物質を構成するフェルミ粒子にも質量を与える、つまり「ヒッグス粒子は万物の質量の起源である」という素粒子の標準模型における仮定の正しさを確立するための大きな実験結果です。アトラス実験は引き続きトップクォーク以外の粒子にも質量を与えるかの研究を進めています。
本多俊介さん(現、京都大学博士研究員)の博士論文は、ヨーロッパのセルン研究所で行っているアトラス実験において発見されたヒッグス粒子が、トップクォークにも質量を与えていることを実験的に初めて検証したものです。この研究は、ヒッグス粒子は力を伝えるボーズ粒子のみならずクォークなど物質を構成するフェルミ粒子にも質量を与える、つまり「ヒッグス粒子は万物の質量の起源である」という素粒子の標準模型における仮定の正しさを確立するための大きな実験結果です。アトラス実験は引き続きトップクォーク以外の粒子にも質量を与えるかの研究を進めています。