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第39回太陽電池国際会議(39th PVSC) Best Poster Award
数理物質科学研究科 馬場 正和
学生?大学院生
末益崇教授および都甲薫助教(数理物質系?物理工学域)指導下の馬場正和氏(数理物質科学研究科電子?物理工学専攻博士課程2年, 日本学術振興会特別研究員DC1)は,JST,名古屋大学,熊本大学との共同研究で得られた成果を,“Characterization of grain boundary properties in BaSi2 epitaxial films on Si(111) and Si(001) by Kelvin probe force microscopy”として,平成25年6月18日にフロリダ州タンパで開催された,第39回太陽電池国際会議(39th PVSC)で発表し,Best Poster Awardに選ばれました。PVSCは世界で最も大きな太陽電池に関する国際会議で,毎年,米国で開催されます。馬場氏の研究は,太陽電池の新材料であるBaSi2膜の結晶粒界の性質について詳細に調べたもので,通常の半導体中では欠陥として振る舞う結晶粒界が,BaSi2膜では欠陥にならないことを示したものです。今後,新しい無機系太陽電池に向けて,研究がますます加速するものと期待されます。