科目番号 |
0A00504 |
授業科目名(和文) |
科学的発見と創造性 |
授業科目名(英文) |
Scientific Discoveries and Creativity |
授業形態 |
講義 |
標準履修年次 |
1-5 |
開設学期 |
秋AB 集中 |
曜時限/開講日 |
10/20 10:00~16:00, 10/21 10:00~16:00, 10/22 10:00~13:00 |
教室 |
5C212 |
単位数 |
1 |
担当教員 |
- 教員名
- 井山 弘幸, Prof. Randeep Rakwal (Faculty of Health and Sport Sciences; Coordinator)
- 所属
- 体育系 Faculty of Health and Sport Sciences
- 教務担当
- 人間総合科学学術院人間総合科学研究群
- 主実施組織
- 人間総合科学学術院人間総合科学研究群
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TF?TA |
- TA
- なし
- TF
- なし
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オフィスアワー等 |
- オフィスアワー
- 研究室
- 電話番号
- E-mail
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教育目標との関連 |
修士レベル 知の活用力?コミュニケーション能力 博士レベル 知の創成力?コミュニケーション能力 |
授業の到達目標 |
科学的発見が単なる偶然でも、幸運でもなく、周到に企図された創造 性によるものであることを理解すること。 |
授業概要 |
科学的発見がおこなわれる現場の歴史的状況を再現し、行為者の創 造性がどのような形で発揮されたのか、「ハンソンの理論負荷 性」、「ニュートンの林檎と万有引力の理論」、「ゼメルヴァイス による産褥熱の予防」、「ジョン?ドルトンと化学的原子論」等 様々な事例研究を通じて解明する。 科学的発見が単なる偶然でも、幸運でもなく、周到に企図された 創造性によるものであることを理解することを目的とする。 |
Kdb |
https://kdb.tsukuba.ac.jp/syllabi/2022/0A00504/jpn/ |
キーワード |
科学的発見、創造性、偶然、セレンディピティー、イノヴェーション、科学革命、独創性、社会的文脈 |
授業計画 |
1)概要を記載したレジュメにしたがって授業は進行する。 2)適宜映像資料を活用する。必要な文献や映像資料については授 業で十分に鑑賞できない部分については事後に復習すること。 3)発見がテーマなので質疑応答が重要な役割を果たすことは言う までもない。積極的に参加し過去の俊秀たちの事績から創造の秘訣 を学べるよう挑んでほしい。
SCHEDULE: OCTOBER (tbd) (3 DAYS)
1日目) 1、発見を生み出す原理の探求。発見の文脈と正当化の文脈の相違 を明確にする。 2、ハンソンの理論負荷性。「色眼鏡をかけて世界を見る」あるい は「思考の帽子をとりかえる」ことの意義。 3、ニュートンの林檎と万有引力の理論。発見の心理学と社会学。
2日目) 4、アルキメデスはなぜヘウレーカと叫んだか。ヒエロン王を説得 する論理と王冠問題の解決の論理との決定的相違。 5、ゼメルヴァイスによる産褥熱の予防、あるいは帰納法の是非を めぐって。臨床医学と統計的合理性とのはざまで何が起きたか。 6、パーキンスによるモーヴの発見と mission-oriented research の限界。発見の社会的因子。
3日目) 7、ジョン?ドルトンと化学的原子論。アマチュア科学者が世紀の 大理論を構築した理由とは。 8、パストゥールの八面六臂の活躍の根源とは? 産業科学という 新しい文化。
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履修条件 |
科学知識の優位性について関心のある者。予備知識は不要。論理的センスがあれば誰でも履修できます。 |
成績評価方法 |
①評価方法:質問など授業への積極的参加と、授業内容に即したレ ポート。 ②割合:授業への積極的参加(30%)、レポート(70%)。 ③評価基準:授業中に示された機知と諧謔のセンスおよび関心の高 さを加味した採点を行い、満点の60%以上を合格とする。 |
教材?参考文献?配布資料 |
(参考文献)井山弘幸『偶然の科学誌』(大修館書店)、井山弘幸 『現代科学論』『パラドックスの科学論』(いずれも、新曜社)。 ※必要な資料?レジュメは配布します。 |
授業外における学習方法 |
講義中の課題に積極的に取り組む。必要な文献は持ち帰って調べること。 |
その他 |
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開講情報 |
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備考 |
GGEC_0A00504_Scientiifc Discovery and Creativity_POSTER_2022.pdf |
シラバス英語 |
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